3年の同棲を経て、結婚して2年。同棲していた頃からずっとセックスレスでも、仲良しだった妻の小池ぬーみんさん、夫のぽちおさん。ですが、ぬーみんさんが28歳になり、「子どもが欲しい」と思いだしてから、夫婦の関係が一転します。漫画『結婚してから同じ布団で寝てません』(はちみつコミックエッセイ)作者のぬーみんさんに、自身の体験についてお聞きしました。※後編に続く
【マンガ】5年にわたるセックスレスを解消すべく妻は動くが…(全24枚)同棲しているときから生活リズムが合わなかった
――セックスレスはいつから悩まれていたのですか。
同棲している頃から生活リズムが合わなかったんです。夜勤の仕事があるぽちお(夫)、日中の仕事の私。セックスのタイミングだけではなく、一緒に生活するうえで話を切り出すタイミングが難しい。何か話そうとしても「ちょっと寝かせてほしい」みたいな。私も仕事が忙しかったし、ぎくしゃくしていきました。仕事の忙しさやぽちおとのすれ違い生活などで疲れてしまって、うつ病になってしまいました。
――3年の同棲ののち、ぬーみんさんが26歳のときに結婚されました。
ぽちおは、私の笑顔が見たいという一心で、病気の回復を支えてくれました。その後、 ぽちおと結婚したのですが、レス状態は続きました。一緒にいると見たくないものまで目に入ってきますよね。相手のゲップや鼻毛、私もお腹が出てきたり、毛玉だらけのブラジャーだったり……。「いびきがうるさい」という理由で同じ布団に寝なくなったことが、レス状況の長期化を決定づけました。
甘えたいときは抱きつくだけで十分でしたし、レスで寂しいという気持ちもありませんでしたが、ラブラブな夫婦を見て羨ましく思ったり、「自分は枯れているな~」と落ち込むことはありました。
レスだけど、28歳で「子どもがほしい」
――夫婦仲良しだったんですよね。
はい。兄弟みたいに仲が良くて、共通の友人からしてみたら全然、何も問題を抱えてない夫婦のように見えていたと思います。ぽちおも私も当時は、「セックスだけが結婚じゃない」と思っていました。
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