中学受験において、最も悩むのが志望校選びです。多感な時期の6年間を過ごす学校は、じっくり選びたいもの。いろいろな情報がある中で指標となるデータのひとつが、各学校からの大学合格実績です。本稿では『カンペキ中学受験2026』(朝日新聞出版)から、早稲田大、慶應義塾大に強い、首都圏の中高一貫校を紹介します。<前記事「医学部への「合格率」が高い、首都圏の中高一貫校はどこ? 合格率、合格者数ともにトップは女子校から続く>※外部配信先で表がご覧いただけない場合は、AERA with Kids+をご覧ください

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 大学合格実績といっても、さまざまなデータがある。その中で注目したいのが合格率だ。これは各校の卒業生数を勘案して、合格率(合格者数÷卒業生数×100)で算出する。合格者数だけでは、卒業生の多い学校が、どうしても上位にきてしまう。それが合格率順になると、合格者数順とは異なるランキングになる。

 表は2024年の首都圏の中高一貫校からの早稲田大、慶應義塾大への合格者合計をもとに、合格率を算出したものだ。

 近年は早稲田大、慶應義塾大にどうしても入りたいからと、文系学部を全部受けるような受験生は減少している。大学で学びたいことを決め、学びたいことを軸に併願プランを立てるのが普通だ。

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大野香代子
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