ですから、正論で「理解して」という親から言われるのはいちばんイヤなのではないでしょうか。もう、グチらずにはいられないのです。「ええ、すごいね、毎月3千円もお小づかいをもらうの?」「わあ、毎週どこかにお出かけするの?」と驚いて聞いてあげればいいでしょう。
現実は変えることができません。でも、それがわが家だし、ほかの家が正しいとも限りません。ですから、そこで「ごめんね」とへりくだる必要はまったくないと思います。
(取材・文/三宅智佳)
著者 開く閉じる
編集者、ライター。出版社で女性誌の編集を経て、フリーに。ファッション誌や書籍を中心に活動、現在は「AERA with Kids」誌面の編集・執筆を多く手がけるほか、WEBでも子育てや教育分野、著名人インタビューなど精力的に執筆を行う。生活まわりのグッズや本紹介も得意。