明治大学との高大連携が決まってから年々志願者を伸ばしている日本学園(世田谷区)は、1193人から1597人に増加。26年度からは明治大学の系列校となり、明治大学付属世田谷と名称変更し、共学校として新たなスタートを切る。来年度はさらに人気が上がりそうだ。

26年度の入試はフェリス女学院と女子学院の併願が可能に?

 26年度は「サンデーショック」の年になる。26年度は入試日をすえおく学校もあり、影響は女子校の一部に限定されそうだ。日程を変えずに従来通り行うのがフェリス女学院(横浜市)と横浜雙葉(横浜市)など。1日から変更する学校は女子学院(千代田区)、東洋英和女学院(港区)、立教女学院(杉並区)などだ。

 前回のサンデーショックでは、女子御三家の桜蔭(2月1日入試)と、2月1日から2日に変更した女子学院の併願が可能になると話題になったが、26年度はフェリス女学院が入試日を変えないため、女子学院(2月2日)とフェリス女学院(2月1日)のプロテスタント校同士の併願が可能になる。来年度、キリスト教系の学校を受験する予定の生徒は、日程をよく確認しておこう。

 26年度は、蒲田女子高校から名称変更し共学化した羽田国際高校(大田区)が、中学校を開校。また25年度に東京女子学院から校名変更し、高校を共学化した英明フロンティア(練馬区)が中学校を共学化する。さらに浦和学院高校(さいたま市)が中学校を開校。安田教育研究所・安田さんは、「高校で多くの志願者が集まる人気校だけに、中学校も大勢の志願者が見込めるのではないか」と、みている。

(取材・文/柿崎明子)

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ライター 柿崎明子
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