――FP1級は2級までと比べると格段に合格率が低く、八木さんも4回目の受験で合格されました。芸人のお仕事の合間になぜ、そこまで粘り強く勉強を続けてこられたのですか?
試験を目標にして勉強しているわけではなくて、毎日のルーティンとしてやっているだけなんです。試験前日もいつもと同じようにお酒を飲んだし、試験の翌日も同じように勉強しました。合格した今も勉強は続けています。だから試験前に恐怖心が出てくることはなく、試験に落ちて失望することもないんです。
僕は筋トレとかのトレーニングも日課なんですが、なぜトレーニングや勉強を毎日繰り返すのかといったら、からだや頭を動かして一日を充実したものにするためなんです。体や頭を動かして一日を終えると、精神的に前向きになれるし、ごはんはおいしいし、夜はよく眠れます。そうすると翌日はパワーアップした自分になれる。その繰り返しです。
封筒で家計を管理
――ご家庭では小学生のお子さん2人(長男・小5、長女・小2)のパパです。家計の管理は八木さんがされているのですか?
基本的にはそうですね。僕は項目別の封筒に毎月お金を積み立てて管理しているんです。例えばクリスマスプレゼント代で子ども1人あたり1万2000円必要だと思ったら、毎月1000円ずつ封筒に入れて積み立てるんです。お年玉なんかも積み立てていますね。
――そうすると、封筒はかなりの数になりそうですね。
めちゃくちゃ多いですよ。封筒で管理することで、余計な出費が抑えられるんです。サバンナとしてレギュラー番組にいくつか出させてもらっていたころからずっとやっています。
僕のような個人事業主は、例えば手元にまとまったお金が入って額面上はたくさんもらえているように見えても、サラリーマンのように老後に退職金や厚生年金がもらえるわけではありません。だから、老後にサラリーマンだった人と同じレベルの生活をするとなったら、現状手元で使えるお金は少ないと考えないといけないんです。個人事業主が手元にある分だけお金を使ってしまうと、将来的に苦しい思いをすることになるんですよね。
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