4歳、3歳、1歳の三姉妹を子育て中の横澤夏子さん。インスタグラムで投稿する「#今日の連絡帳」が話題です。そんな横澤さんも、はじめは保育園に家庭での子どもの様子などを伝える“連絡帳”に毎日なにを書けばいいのかわからなかったそう。連絡帳のメッセージに込めた思いなどを、横澤さん初の育児本『ドタバタ子育て大作戦 三姉妹のれんらくちょう』(オレンジページ)から紹介します。
【写真】思わずクスっと笑っちゃう!横澤夏子さんが書く「保育園の連絡帳」はこちら(全4枚)気持ちの逃げ場はやっぱり連絡帳
最初は連絡帳に何を書いていいかわからなくて「寝ませんでした」などと、ごく普通のことを書いていたのですが、ある日先生が「ブロックで遊んだり人形遊びをしたり大忙しでした」と書いてくださって。この「大忙し」というワードチョイスに感激。ただただいろんな遊びに夢中になっている姿を「大忙し」と表現するだけで、一気に子ども目線になって、たしかに忙しそう! と笑えるんです。真面目に書かなくてもフランクに書いてもいいんだ! と思えて。それからは先生もこんなに面白く書いてくださってるんだから、と私も張り切るようになりました。
そうやって子どもを観察してみると、イヤイヤも活きのいい魚に例えられたり、困った行動もちょっと俯瞰して見られるときもあります。それに、先生が読むと思うと、先生の負担にならないように、重たくなりすぎないようにと、ポップに仕上げようとするので、悩みや怒りが深刻化するのも防げる気がします。第三者の目に触れることで冷静になれるんです。
保育園の先生は「娘の専門家」
先生と連絡帳のやりとりが始まって嬉しかったのが、我が子の些細な行動を夫以外に笑える相手が増えた、ということ。先生は子どもたち一人一人の専門家。保護者面談のときも、私が一番長女のモノマネがうまいと思っていたのに、先生のほうがうまくて涙を流しながら笑ったことも。
本当はこの本に先生側のコメントも載せたいくらい。「アイス屋さんごっこでメロンアイスくださいって言ったら、みかんアイスばかり出てきました。みかんアイス専門店でした」など秀逸! いつも笑わせてもらっています。私も負けないように面白いもの書くぞ! と連絡帳-1 グランプリを勝手に開催しています。
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