今の高2生の共通テストの情報Ⅰ対策としては、高3に進級した4月から夏までは、教科書の復習をする程度で十分です。多くの高校では「情報Ⅰ」の授業を1年次に実施しているので、まずは教科書を読み直して内容を思い出しておきましょう。

 共通テストでは、日常生活でよく目にする例を用いた出題も多いと考えられます。例えば二次元コードやWi-Fiのルーターなど、身の回りの情報技術に関心をもち、その仕組みを調べてみるのもいいでしょう。また、街のポスターのデザインや飲食店のセルフオーダーの機械のボタンの配列などを見て、「わかりやすい工夫」や「使いやすい工夫」を考えてみるのもいいでしょう。

 身の回りにある素材に関心をもって調べたり、考えたりすることも、情報Ⅰのよい受験勉強になります。机上の受験勉強よりは、楽しいのではないでしょうか。

(取材・文/船木麻里)

小学生のプログラミング学習、何から始めればいい? 2025年から「情報Ⅰ」が大学入学共通テストの必須科目に
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船木麻里
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