通学の電車も重要

安浪:そもそも中学受験自体、振り返る時期によって意味付けが変わってきますよね。合格発表直後と進学後、あるいはもっとずっと成長してからでは、受験期間や合否結果に対する受け止め方も変わります。まさにおおたさんがおっしゃるように、自分でした選択をどう意味付けするか、だと思います。ところで、第2志望は家から1時間以上ということですが、男子はどんどんタフになって体も大きくなってくるので大丈夫だと思いますよ。

矢萩:時間は大丈夫だと思うのですが、始発で座れるのか、下りなのか上りなのか、どの程度混んでいるのかは、結構重要だと思います。僕は中学時代、ラッシュ時の満員電車1時間ぐらい乗らなきゃいけない学校に通っていて、それでだんだん行きたくなくなっちゃった、ということもあるので。

安浪:確かに、使う路線の特徴は大切ですね。遅延が多い、痴漢が多いなどは実際にその時間に何度も乗ってみないとわかりません。これは実際に学校に通っている生徒たちに聞くとリアルな情報がもらえると思います。

(構成/教育エディター・江口祐子)

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安浪京子
中学受験専門カウンセラー/算数教育家 安浪京子

やすなみ・きょうこ/「きょうこ先生」として親しまれている中学受験専門カウンセラー、算数教育家。佐藤亮子さんとの共著『親がやるべき受験サポート』(朝日新聞出版)が好評。最新刊は『中学受験 大逆転の志望校選びと過去問対策 令和最新版』(ダイヤモンド社)。オンラインサイト「中学受験カフェ」主宰。

矢萩邦彦
中学受験塾塾長 矢萩邦彦

やはぎ・くにひこ/「知窓学舎」塾長、多摩大学大学院客員教授、実践教育ジャーナリスト。「探究学習」「リベラルアーツ」の第一人者として小学生から大学生、社会人まで指導。著書に『子どもが「学びたくなる」育て方』(ダイヤモンド社)『新装改訂版 中学受験を考えたときに読む本 教育のプロフェッショナルと考える保護者のための「正しい知識とマインドセット」』(二見書房)。

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