11月22日はいい夫婦の日。過去の記事を振り返ります。(2024年3月31日の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)

MENU 娘が生まれる前から“夫育て”をスタート わが家の子育ては母・夫・私のチーム体制 未来よりこの瞬間の幸せをかみしめたい

 「しもしも~?」などのバブリーなネタで大人気となった芸人・平野ノラさんは、3歳になった”バブ子ちゃん”との生活の中で、今までにない「幸せ」を味わっているのだそうです。その幸せとは? そして、どんな子育てをしているの? 気になるあれこれを聞きました。「AERA with Kids2024年春号」からお届けします。※後編<平野ノラ、3歳の娘がいても家がスッキリ片付くのはなぜ? 「娘の意思を尊重しながら手離す!」>に続く

娘が生まれる前から“夫育て”をスタート

 産後2カ月で仕事復帰しよう。そう決めていた私は、娘が生まれる前から“夫育て”をスタートしました。のんびり屋の夫を鍛え上げて、予定どおり、2カ月というぶっとびの早さで仕事復帰を果たしました。

 といっても、計画的に準備したとか、夫婦で話し合ったというわけじゃないんです。うちの夫は、言われたことだけをやるマイペースタイプ。だから「あれやったの?」「これやったら?」と私が現場監督のごとく指示を飛ばしたわけですが、監督の雷が落ちるのも怖かったんでしょうね(笑い)。洗濯やごみ出し、皿洗いなど、その時々でやれることをやれるまでに自然と成長。私が仕事を再開してからは、最初こそ心配で「公園に連れて行ってね」「バブ子にはこれを食べさせてね」などと世話を焼いたものの、娘と二人きりで留守番してくれています。

 そう言うと「あれこれ指示を飛ばされて、旦那さんは文句を言わないの?」と思われるかもしれないですが、いやいや、子育ては夫婦の協力が大事ですからね。ブツブツ言っている時はあるものの、夫はほどよく右から左に聞き流せるタイプなのも、いいのかもしれません。不機嫌になることもなく、娘と遊んだりするのも上手で、なんだか楽しそうにやっています。

 ただし、自分が干した洗濯物を眺めながら「今日も洗濯できたぞ!」とか「洗濯物が風に揺れている……」なんてわざわざ声に出して、“やりましたアピール”は欠かさないですけどね。

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竹倉玲子
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