4)親も自己肯定感を高める

 親自身の自己肯定感を高めることは、子どもの自己肯定感を高める上でもよい影響を与えます。子どもの場合と同じように何か小さな目標を設定して、達成したら自分で自分をほめましょう。また、家族間でもお互いをほめ合って、人を肯定したり、肯定してもらったりする機会を増やしましょう。

5)専門機関に相談する

 上記の4つを実践しても不安な場合は、以下のような専門機関に相談しましょう。

・スクールカウンセラー
・担任/相性のいい先生
・子育て支援センター
・小児科
・児童相談所 など

 できれば1カ所ではなく、複数の専門機関に相談できるとよいと思います。なぜなら、子どもとの相性や専門性の違いがあるからです。専門機関によってはすぐに「発達障害」や「虐待」に結びつける場合もあるため、複数の機関に相談したほうが安心です。

(取材・文/肥後紀子)

<前編>「手がかからない「いい子」に見えるが、周りの空気を読みすぎて心が疲れている…子どもの「過剰適応」とは?」から続く

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