――「南海トラフ」とはそもそも何ですか?

 南海トラフとは、地球を形づくっている岩板であるフィリピン海プレートとユーラシアプレートが接する海底の深い溝のことです。二つのプレートが沈み込むことにより、ひずみがたまり、それが限界に達してはね上がることで巨大地震が起きるのです。

 南海トラフ沿いではこれまで繰り返し大きな地震が起きていて、そろそろ発生するころではないかと危ぶまれています。

<後編>「30m超の巨大津波が予想される“南海トラフ地震”とは? 「臨時情報」が出たら家族ですべきことも解説」に続く

南海トラフは、東海から四国に沿った太平洋沖の海底にある水深4千m級の帯状の溝。日本列島が乗っている陸側のユーラシアプレートと、海側のフィリピン海プレートがぶつかる場所にあたる
陸側のプレートが地下にひきずりこまれ、少しずつひずみがたまる。それを解き放つときに大地震が発生すると考えられる
30m超の巨大津波が予想される“南海トラフ地震”とは? 「臨時情報」が出たら家族ですべきことも解説
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