サングラスを上下するなど、小道具を駆使したネタで人気のくまだまさしさん。SNSでは17歳の娘さんとの様子をアップし、仲の良さが話題になっています。思春期の娘さんとの関係やファンにお下がりのランドセルを届けたエピソードについてうかがいました。※後編〈くまだまさしがコロナ禍で経験した初めての挫折と乗り越えた家族の絆「笑わないお客さんを見るのが初めてだった」〉に続く

MENU 全精力をかけて娘と接してきました! 伝えたいことは、言葉ではなく態度で 娘のランドセルを届けに鹿児島へ

全精力をかけて娘と接してきました!

――Xでは娘さん(17歳)との食事や旅行の様子などをアップされていて、仲が良さそうな雰囲気が伝わってきます。

 実はここで白状しなければいけないことがありまして……実は、Xに書いてある以上に仲がいいんです! 今でも毎晩寝る前は2人でおしゃべりしています。

――なぜそんなに仲良しなのでしょうか。

 第一の理由は、当たり前の話ですが僕が娘を大好き、っていうのがあります。娘が生まれてから全精力をかけて娘と向き合い、優しくして、喜ばせるということをやってきました。「あら、かわいいわね」「あら、大好きよ」っていうわかりやすい言葉から、態度から、毎日愛情を注いで、それが伝わっているから仲良くやれているんだろうなと思います。

娘さんとふたりで焼肉デートをするくまだまさしさん X(@kumadamasashi)より
娘さんとくまだまさしさん X(@kumadamasashi)より

――女の子は思春期になると父親と距離をとることも多いですが、娘さんはそういったことはないですか?

 それは感じたことはないですね。娘を楽しませようとしているから、単純に僕といると楽しいんだと思います。もう“甘々くまちゃん”です。雨が降っていたら駅まで車で迎えに行くし、「これ買って」と言われたら、けっこう買っちゃいます(笑)。

――これまで子育てでの苦労はなかったですか?

 ところどころではあったかもしれないですけど……。僕が子どものころは苦労したことや不安なことがたくさんありました。家は裕福ではなかったですし、いじめにあっていたこともあります。でもくまだ家にはいつも笑いがあったんです。特に母親が笑わせてくれて、汚い話で申し訳ないんですけど、すごくおかしなタイミングでおならをするとか。そういうところが僕に受け継がれているんでしょうね。ちょっとした不安や苦労があってもくまだ家には笑いがあるので、それを感じないでやってこれています。

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中寺暁子
ライター 中寺暁子

健康情報誌編集部などを経て、2000年からフリーに。医療・健康・教育のテーマを中心に取材・執筆活動を行う。

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