「お母さん、爪って何でできてると思う?」ある日小1の次男が得意げに聞いてきました。「骨でしょ?」と私が答えると、「ブブーっ!死んだ皮膚でしたー!」と……。みなさん、ご存知でしたか? わが家の次男は年長のころから人体に興味を持ち始めました。最初にそれに気づいたのは、科学館に行ったとき。ずいぶん歩き回って疲れていたはずなのに、人体模型の展示のところでピタっと止まり、そこに立ったままじっと見つめていたのです。

MENU 『絵で楽しむ体のふしぎ 先生図鑑』 『人体おもしろチャレンジMAX』 『スケッチで学ぶ 動物+人比較解剖学』

そんな次男にはじめに選んだのがこの本です。

『絵で楽しむ体のふしぎ 先生図鑑』

この本のおもしろいところは、『この学校の先生は、胃や心臓や筋肉たちです』という設定。1問1答形式になっていて、『体の中の誰か』が答えを教えてくれます。しかも子どもが好きそうな、かわいくておもしろいタッチの絵。さらに見開き1ページずつでさくっと読めて、全部にふりがながある、とても読みやすい本です。

「爪って何でできてると思う?」という次男が出したクイズも、この本に載っているものでした。

続いて選んだのがこちら。

『人体おもしろチャレンジMAX』

「AERA with Kids」編集部とのインスタライブでもご紹介させていただいた本です。

体を使ってやる、できそうでできないお題がたくさん載っています。みんなでやると盛り上がるので、誰かが集まるときには持っていきたい1冊です。

例えば『片方のまゆげだけを動かしてみて』というお題。これが意外と難しくて、私は右だけは上がるのですが、左はどうしても動きません。日本人にはできる人が少ないそうです。ぜひトライしてみてください。他にも『ピースとOKのサインを右手と左手を交互に繰り返す』など、絶妙な難しさのものが並びます。

みんなでやって楽しむもよし、人体に興味のある子は補足説明を読めば、人体についてさらに深く知ることができます。

最後に、絵を描くのも大好きなわが子に、実験的に買ってみた本がこちら。

『スケッチで学ぶ 動物+人比較解剖学』

これは『美術解剖学』という、生物の構造を美術制作にいかすための分野の本なのだそうです。小1の次男はまだ参考にするというほどではありませんが興味はあるようで、「へ~」という感じで眺めています。これから役立つのでしょうか? 楽しみに見守りたいと思います。

人体に興味がある子へおすすめの3冊、ぜひ読んでみてくださいね。

(文/梶木あきこ)

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梶木あきこ
梶木あきこ

元くもん社員、整理収納アドバイザー。インスタでは「子どもが伸びる環境づくりとお片付け」をテーマに投稿。子どもの”好き”や”得意”を楽しく伸ばす工夫も発信していきたいです! 子どもは小4、小1。インスタアカウント