編集部の小林です。みなさんはお子さんが寝る前に何かされていますか? わが家ではその日の気分でゲームをしたり、本を読んだり、ストレッチをしたり。最近のブームは、1日1ページずつ読めるつくりになっている本の「読み聞かせ」です。

 中1になった長女は宿題やお風呂上がりのケアなどに忙しく、寝る前に一緒に何かすることはめっきり減っていましたが、ある日突然、昔よく読んでいた本を引っ張り出してきて、一緒に読みたいと言ったのです。それが、写真左の『なぜ? どうして? ふしぎ366』(主婦の友社)でした。手にとったことがある方もいらっしゃるかもしれません。たとえば、「どうしたらつな引きで勝てる?」「なぜ月は形がかわって見えるの?」など、気になるテーマが366日分、1日1ページずつ読めるように収録されています。イラストや写真もたくさん入っていて、眺めるだけでも楽しめます。

 ところが、さすがに中1には内容が少し物足りなかったり、すでに学校で習ったりした内容が多かったようで……。もう少し情報量が多く、内容がレベルアップしたものはないかなと探してたどり着いたのが、『理科好きな子に育つ ふしぎのお話365』(誠文堂新光社)です。こちらは本文がしっかりと書かれていて、各ページにお話をうかがった先生の名前が入っています。たとえば「骨が大好きなヒゲワシのお話」では、死体を食べるハゲワシの役割や、ヒゲワシはなぜ骨を主食にして生きていけるのかなどが書かれており、「なるほど~」の連続でした! 何歳になっても「知る」「学ぶ」ことは楽しいですね♪ 

 いつまで続くかわかりませんが、今では私自身が楽しみにしている時間になっています。すべての文字にふりがながふってあるので、低年齢の子でも面白く読めそうです。

 『なぜ? どうして? ふしぎ366』は小2の次女にすすめてみたところ、ヒットしています。マイペースな次女は、読み聞かせというよりは興味があるページだけを見つけてどんどん読み進めていき、読んだらカレンダーにシールを貼るという作業を楽しんでいます。

 もちろん、本を読まずにゲームをすることも多く、最近は四目並べや、時間があるときはオセロをすることも。

 寝る前は時間に余裕がなく、つい「早く寝なさい~!」となってしまいがちなのですが、親子でゆったり過ごすひとときを大事にしたいなと思います。

(編集部・小林佳世)

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AERA with Kids+編集部
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