幼少期に絵本はたくさん読んでくれたけど、絵本の次のステップにはどんな本がいいんだろう?――。そんな悩みを抱えるママ・パパに向けて、幼年童話を中心に、絵本から読みものへの橋渡しとなるおすすめの一冊を紹介します。
あらすじ
なほちゃんが、隣に住むともこおばさんの家へ遊びにいくと、おばさんは大きい子たちに紙を配っていました。「おおきいこは、あさって、かわらに キャンプにいきますよ。このかみに かいてあるものをそろえなさい」大きい子たちは大喜びです。
なほちゃんが「わたしもいく!」と言うと、「ちっちゃいこはだめ!」と大きい子たちが言いました。重い荷物をもって歩けないから、すぐ泣くから、ごはんを炊く薪を集められないから、夜暗いとこわがるから……。でもなほちゃんは、泣かないしこわがらないと約束しました。
おばさんはみんなと同じ紙をくれて、なほちゃんも連れていくと言ってくれます。さあ、協力してキャンプの準備をして出発です。歩いて、テントを張って、川に入り、川でひやしたスイカを食べて……自然の中で充実の一日をすごす、はじめてのキャンプのお話です。
次のページへおすすめポイントは?
著者 開く閉じる