■残さない

 これは私生活でもそうですが、ごはんを1粒も残さずに食べています。出されたものを残してしまうのは、食材にも、料理にも、作ってくださった方に対しても申し訳ない。それに、きれいに食べきることは見ている人にとっても気持ちのいいことじゃないかなと思うので、常に必ず完食することを心がけています。

私が「三角食べ」にこだわる理由

 わが子には、やっぱり母から教えてもらったように、食事のしつけをしっかり教えてきました。ずいぶんきれいに食べますが、「左手添えるの、忘れてない?」などは今でもときどき伝えます。

 お箸の持ち方、左手の使い方は幼稚園に入る前後くらいにきちんと教えたと思います。わが家では、小豆を使ったお箸の練習が定番。幼稚園に入るころだったかな? 右のお皿にのせた小豆を、左のお皿に、お箸で1つずつ移していく練習をしました。遊び感覚で練習できるから楽しいですよね~。あとは、枝豆の豆をお皿に出して、それをお箸で食べる練習もさせました。食べたいから、子どもたちは頑張るんです(笑)。

 小さいころに正しい持ち方を身につけておけば、そのあとも困りません。

 私は「三角食べ」にもこだわりがあるんです。ごはん、みそ汁、おかずを順番に食べるっていう食べ方ですね。私が子どものころは学校でも「三角食べしよう」って言われていたんですが、最近はどんな順番でもいいみたいですね。

 もちろん、食べる順番は自由ですが、私は大の白米好き。白米をおいしく食べるためには、三角食べがベストだと思っています。

 おかずを食べて、その旨味が口に残っているところにごはんを食べて、しっかり味わったら汁物でリセット。そして次のおかずを口に……という、おいしさの無限ループです。

 だから、子どもたちにも「三角食べしようね」と声をかけています。

1粒の米に神さまは何人? 曽根家は3人でした!

 大好きなごはんですから、わが家では米1粒だって残しません。

 私は小さいころ「1粒のお米には、3人の神様がいるんだから、残しちゃダメよ」と言われたので、それは子どもにも伝えています。

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