秋の運動会シーズンにおすすめの記事を紹介する(「AERA with Kids+」2023年10月13日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)。

MENU ■苦手を楽しい経験にしてみる ■「ちょっとさよなら」宣言もいいんじゃない? ■「頑張れない気持ち」を大切にする

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「走ることが苦手。頑張りたいけど、頑張れません」と悩んでいるのは、小学4年生の女の子。数多くの子ども向けライブを開催し、9月に子どものお悩み相談本『小島よしおのボクといっしょに考えよう』(朝日新聞出版)も出版した小島よしおさんが悩みや疑問に答えるAERA with Kids+の本連載。頑張る方法を伝えながらも、頑張れない気持ちを大切にすることを優先させることも大切だといいます。

【よしおの答え】

 のんピーヤ、「頑張りたいけど頑張れない」、その気持ちすっごくわかるよ。心とからだってすごく密接につながっているから、苦手なことがあると体調を崩してしまうのもよくわかる。よしおも、テレビの収録前は緊張しちゃっておなかを壊すことがしょっちゅうあるよ。シャトルランや持久走って、クラスのみんなと一緒にやるから、できないと悔しいっていう気持ちにもなるよね。

 よしおが苦手なことと言えば、狭くて暗いところ。昔テレビの収録で、ドッキリ番組の仕掛け人をやることになったんだ。湖に宝箱が浮いていて、ターゲットの人が泳いで宝箱を探しに行くんだけど、よしおは宝箱の下で待機していて、その人を驚かせるっていう役目だった。だけど暗くて狭いところが耐えられなくなって、一か八かで海面に上がったんだ。

  そうしたら、ターゲットは50メートルくらい先にいて、大失敗……。よしおはパニックになっちゃって、病院に行くことになってしまったよ。こんなふうに、誰でも苦手なことはあるから、走るのが苦手なことに後ろめたさは持たないでほしいな。からだに影響が出てしまうのも、心とつながっている証拠だよね。

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小島よしお
小島よしお

小島よしお(こじま・よしお)/1980年、沖縄生まれ千葉育ちのお笑い芸人。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。「そんなの関係ねぇ!」でブレーク。2020年4月からYouTubeチャンネル「小島よしおのおっぱっぴー小学校」で子どもの学習を支援する動画を公開。キッズコーディネーショントレーナーの資格を持ち、子ども向けのイベントを多数開催している。

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