ご無沙汰しております。エディターのあっこです。夏休みがあっという間に過ぎていきました。仕事に家事に子どもたちとの時間にと、目まぐるしすぎて記憶があまりありません(笑)。朝から夜まで自由な子どもたちとは反対に、朝起きてから家事をし、日中はフルタイム勤務をして、帰宅するとまた家事……。「宿題した?ばあばのお手伝いしてくれた?」と、イライラモードな私が多かった気がします。

そんなときにいつも頭に浮かぶのが、今回紹介する本『あなたの一日が世界を変える』です。

この絵本を読むと、今日一日をどう過ごすのか、とても考えさせられます。絵本は「旅人編」と「青年編」に分かれていて、自分の身近なところから平和でよい世界をつくっていくことが描かれています。

「自分自身がその日一日をどう過ごすか?」

「どんな感情でいるのか?」

「どう振る舞うのか?」

が、世界に影響を与えるというお話。

タイトルには大きく「世界を変える」という表現で描かれていますが、その一歩は「わたし」とその周りにいる人から始まることだったりします。

わたしが笑顔でいることで、家族が笑顔になる。家族が喜ぶ、安心する。

その家族が笑顔で学校や職場で過ごすことで、そこにいるクラスメイトや仕事仲間が笑顔になる。

といった感じです。

反対もそうです。想像できますよね。

わが家は夫が単身赴任中なので、私がしっかりしなきゃ!!という思いが少なからずあります。しっかりしなくても大丈夫とわかっていても、です。

あれしなきゃ、これしなきゃ、とタスクに追われているため、笑えないくらい余裕がない日もあります。疲れていると、どうでもいいことでつい怒鳴ったりすることも……。

夜にひとり反省会をし、明日の朝からまたリセット!というのがいつものお決まりパターン。

日々、修行だなぁと思います。みなさんはいかがですか?

そんな時は、この『あなたの一日が世界を変える』を引っ張り出してきて、自分に読み聞かせして、改めて納得するのです。

そうそう、このブログを書いているときに思い出したことがあって、

9年ほど前、弟の結婚式のスピーチで「家庭でどんなことがあっても仕事には笑顔で来てください」「笑顔で送り出してください」とおっしゃっていた方がいました。弟の会社の上司だったと思います。

当時、私はまだこの絵本に出合っていなかったのですが、スピーチを聞いて猛省。夫や子どもたちの一日が気持ちよくスタートできるように私にできることは何かを教わりました。

まだこの方が上司であれば感謝の気持ちを伝えに行きたいです。

私自身が今日という日を心地よく過ごし、周りに良い影響を与えられるよう大切に過ごしたいものです。

この絵本の最後には、旅人や青年が伝えている、今日が輝く「10の問いかけ」が箇条書きで記載されています。日々目にとまるようにカードも2枚ついていて、忘れないように携帯することもできますよ。

絵本といってもちょっと長めで、一人読みには内容的に難しい場合もあるので、親子で一緒に読むことをおすすめします。

(文/あっこ)

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あっこ
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AERA with Kids+ エディター(#読書部)。薬剤師フルタイムママの日常や絵本子育て、女性の健康、美容に関することをインスタで発信。中医学の視点を取り入れた健康サポートを勉強中です! 中1から年中まで4人のママ。