娘は「ママといっしょに作りたい」と言うので、手作りが多いかな。娘はいちごが好きなので、いちごと生クリームのケーキを作ります。
普段のお料理では「醤油はひと回し」「お塩はパラパラ~」と目分量な私ですが、ケーキだけはちゃんと本を見て、計量して作ります。お菓子ってちゃんと測らないと、やっぱりうまくいかないんです。
生クリームも、きちんと氷水に当てて、クリームの温度を上げないように泡立てることが絶対に大事。かといって泡立てすぎるとなめらかに仕上がらない。ケーキ作りってやっぱり繊細なんですよね。でもそのぶん、上手に作れるととてもうれしいんです。
ケーキにろうそくを並べて、火をつけて、吹き消すのも楽しいですよね。楽しすぎて何回もやります。主役以外でも「消したい」という子がいるとまた火をつけてフー! これもわが家の誕生日の風景です。
私の誕生日に毎年必ずしてくれる夫のサプライズ
では私自身の誕生日は……というと、焼肉屋さんでお祝いしてもらうことが多いかもしれません。
でも実は、家族全員にお祝いしてもらう前に、私の誕生日には小さなイベントがあるんです。
子どもが寝てしまった深夜12時、日付が変わって私の誕生日になった瞬間に、夫が毎年サプライズしてくれるのです。
あるときには急に部屋が真っ暗になって、夫がローソクを灯したケーキを持って「ハッピーバースデー」を歌いながら登場しました。あるときには玄関で「ピンポーン」と鳴って、「こんな夜中に?」と思ってドアを開けると、夫がケーキを持って立っていたことも(笑)。
夫が用意してくれたケーキを深夜に食べながら、毎年いろいろ考えてくれる夫に感謝しています。
やっぱり誕生日は素敵ですよね。自分自身も「生まれてきてよかったな」っていう気持ちになりますから!
(構成/神 素子)