実は1学期中、部活を選択しなかった長男が自主的に野球の朝練や帰宅後の夕練をしている姿に感動を覚え、こんなに主体的に動けるようになったのかと安心していたんです(地元の野球クラブに所属中)。次男もその様子に影響を受けて一緒に練習をしていたし、これなら夏休みもあまり夏期講習などの予定を詰め込まないほうがルーティーンがうまく続くかな〜、なんて甘く考えてました。

 しかし人間、時間に余裕がありすぎるとかえって時間のメリハリがうまく作れないということがよくわかっちゃいました。5時半に起きてランニングや素振りをしていたのに、「暑いから〜」「昨夜夜更かししちゃったから〜」であっという間に起きられなくなり、夕方陽が落ちてからようやくちょろっと素振りをするぐらい。まだまだいくらでも時間はあるという余裕が裏目に出て、気持ちもトレーニングも間延びしてしまいました。自分がやるわけではないから口ではなんとでも言えるんですけど、やっぱり朝の爽やかな空気を吸って100回続けてやる素振りと昼間や夕方に10回やったらすぐ休憩(そして休憩がやたら長い)しながらダラダラやる素振りが結果同じ100回だったとしても同じ成果につながるとはとてもじゃないけど思えないんですよね。それぐらいは運動オンチのワタシでもわかる。

 兄弟たちはよくも悪くもお互いに引きずられてしまうわけで。あまりにみんなしてだらだらだらだらと過ごすのでさすがに耐え切れなくなった私、ニイチャンズの塾探しに重い腰を上げ(これまた下調べやら体験やら面談やらに時間を取られた……)、お盆明けからようやく平日の予定が埋まってきました。

 いやまあ自分自身もダイエットにしろ、日記や家計簿にしろ、続かないこと山の如しでウン十年来てるんだから、子どもにだけ過剰な期待をするべきではなかったんだわ。慣れないことをスケジュールに詰め込んだらそれはそれで親子共にストレスで荒れるのも見えてるし仕事は進まないし、いったいこの小中学生の夏休み退屈問題ってどうやって解消すればよかったんですかね。いまだに正解に辿り着けなくてもう遠い目になるしかありません。

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