ひまを持て余し、すぐ誰かをあおってまわる次男。それを逐一チクリにくる三男。いちいち注意しないとひたすらぼーっとしている長男。一斉に全員で勉強する時間を設けても、ちょっかいかけ合ったり、それぞれやるべき勉強時間が違うので文句が出たり……。上2人が小学生だったときのほうがまだ、宿題の量や内容が近かったし、セットで対応できることが多かった分こちらも楽だったような……。

 母は仲裁したり声かけをしたり分からないところを教えたりしているうちにもうお昼。

 キィー! イライラするぅ!! もう自律神経崩壊するわ!!

 特に夏休み中の昼食の負担増……自分だけなら納豆ご飯で済ませる昼食も作らなければならないし、レトルトや外食が続くとさすがに罪悪感に苛まれます。何か……何か食事だけでも夏休みならでは、年齢差兄弟でも一緒に楽しめて母が楽になる方法はないのだろうか(涙)。

 そこで苦肉の策として出た「3人で考えたお昼ご飯を自分たちで作る」という企画。結果は大盛り上がり。なんですが……。具材はソーセージのみのおにぎりと海苔巻きの合いの子みたいなものが大量にできあがり、うまいうまいと満足げな3兄弟に野菜をおすすめしたいところをグッと堪えた日もあります。

 パンケーキが食べたいというので準備してみたら途中でお腹いっぱいと飽きられ(あるある)、残ったタネでチーズとベーコンでアレンジしたらとんでもなくおいしいおかずパンケーキができてしまい、母が太っただけの日もありました。

 ある時は市販のチルドピザを買ってきて一人一枚好きなトッピングをさせたところ、結局具材を刻んで用意する手間のほうが大変で、具材の準備からやらせるべきだった!と自分に腹が立ったりもしました。

 結果、中学生がいるアドバンテージもあまり感じられず、母の負担は減らず、仕事は通常時の半分もできていません(涙)。

 なーんでこんなカオスな夏休みになってしまったんだろう?

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