でも私が自分を安心させるために、「子どもは絶対に東大」と思ってしまったら、子どもをつぶすことになってしまうかもしれません。
もちろん本人が望んでいたり、親と似たタイプだったりしたらいいと思うんです。でもそうでない場合には……よくない結果になってしまうと思います。
それに、子どもが大学受験する頃に東大がいまと同じ価値をもっているのかもわかりませんよね。
「お母さんは東大に入ってよかったかもしれないけれど、ぼくはこっちの道に進むことが幸せなんだよ」と言ってほしいな、っていう気持ちもあります。
だから子どもが進む道の邪魔はしません。ただ、危険や判断の誤りがあるかもしれませんよね。そこは大人の目で見守りつつ、フォローしていきたいと思います。
……と、口で言うのは簡単ですよね(笑)。ちゃんと実践していかなくちゃと思います。
(構成/神 素子)
※前編<菊川怜が語る「てんやわんや」の子育て 46歳、幼児3人「ドライヤーで髪を乾かす時間もありません!」>から続く
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