散らかるおもちゃは隠すに限る!夏休みを乗り切る竹田流お片付け術

――エコなアイデアですね。ほかにも夏休み対策はありますか。

 おもちゃ対策ですね。子どもがずっといると、とにかくおもちゃが散らかるんです。それが原因で去年の夏休みは序盤でくじけました。もう全部まとめて捨ててしまおうかなとも思ったんですが、さすがにかわいそうなので散らかりやすいおもちゃを隠すことにしたんです。それが大成功でした。

 なので今年の夏休みもある程度隠しちゃいます。ボーリングだとかブロックといった細かく散らばるおもちゃは高いところに置いて夏の間は眠ってもらっています。でもそうすると、「あれ取って! あれで遊びたい」って子どもは言うんですよね。その時、片付けることを条件に出すとわりときれいに元通りにしてくれます。

――お部屋を見渡すとおもちゃはそれほど多くなさそうですね。

 はい、かなり減らしています。最近はおもちゃより、みんなで工作をする方が楽しいみたいで。段ボールやお菓子の空箱で遊んでいます。

 友人が家の中に大きな段ボールを置いて、その中にいろんな空き箱を入れて子どもたちが自由に使えるようにしていて、子どもたちは紙やペン、のりを使って自由に工作するんです。こういうのってすごく素敵じゃないですか。「これならおもちゃいらないな」と思いました。これからはそっちにシフトしていこうかなと考えています。お金もかからないし、想像力も働くし無駄がない。しかも捨てられる。最終的に紙とペンとのりになったら最高ですね。

――おうち遊びをしていると兄弟げんかになりませんか。

 兄弟げんかは自由にやらせるようにしています。見てるとついつい口を出したくなるんですけど、仲裁に入るとさらに面倒なことになることが多くて。なぜなら私が忙しくて最初から最後までちゃんと見ていないからなんです。なので余計にこじれます。しかも兄弟ってけんかのあと、ケロっとして普通に遊びますよね。まるで何もなかったかのように。その姿を何度も見てるうちに「親は余計なことはしないほうがいいんだな」って考えるようになりました。

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