小2で「ハリポタ」原書を読破 小4で英検準1級に一発合格!

自宅で英語の本を選ぶ小学6年生の平松すみれさん=母・あざれさん提供

――小学2年生で『ハリー・ポッター』シリーズを原書で読んでいたそうですね。

すみれ 挿絵の入ったイラスト版で読みました。『ザ・ギバー 記憶を伝える者』という本も面白かったです。本を読むとき辞書は引きません。知らない単語が出てきたら、前後の文章を読み状況を把握してから意味を推測しています。そのままスルーして読み進めても、後から意味がわかることもありますから。

あざれ 英検のリーディングも「長文読解問題」ではなく、普段物語を読んでいる感覚で解けるようです。

――小学4年生で英検準1級に合格していますが、そもそも英検を受験しようと思ったきっかけは?

すみれ 小学4年生のとき、クラスの男の子に「3年生で英検3級を取ったよ」って自慢されたのがきっかけです。「まだ受けたことないの?」と言われてムッとしたのです。

あざれ 学校から帰ると「私、英検受けたらどのぐらいの実力なの?」って聞いてきて。日本英語検定協会の公式サイトから準1級の過去問をダウンロードして解いてみると、8~9割正解して。その日のうちに受験申し込みをしました。

すみれ 準1級の語彙問題は、4択で解けそうだったし、リーディングも普段から英語の本を読んでいるから簡単だな、と感じました。

あざれ 準1級は特別な対策をせずに一発で受かりましたが、英検1級のライティング対策はしっかりしたよね。社会的トピックに対して、賛成か反対か、自分の意見を書かせる問題です。

すみれ お母さんが、本番と同じような答案用紙を用意してくれて、「選挙で電子投票を推進すべきか」「海外へのアウトソーシングは世界経済の発展に貢献するか」などのテーマに対して、考えを書く練習をしました。私の好きなトピックは「小学生に携帯電話を持たせるべきか」でした。

あざれ 娘は、環境問題や歴史の知識はありましたが、小学5年生までに習った漢字しか読めないので、市販の対策本はおもに、どんなトピックが出題されるのかを把握するために利用しました。英語学習者向けの英字新聞『ジャパンタイムズ・アルファ』や『朝日小学生新聞』の購読も有効でしたね。

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