内向的な子どもは、競争が苦手なケースが多いといいます。しかし、学校や習いごとでは競い合うことが多く、競争を避けるのは難しいものです。こんなとき、親はどのような声がけをするのがよいでしょうか? 元スクールカウンセラーで臨床心理士の吉田美智子さんの著書『声かけで伸ばす 内向的な子のすごい力』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)では、内向型とHSC(Highly Sensitive Childの略)型の二つのタイプについて、それぞれの接し方を紹介しています。

MENU 【学校生活のお悩み】競争が苦手  【内向型】〇子どもの取り組みを見て「よくがんばってるね」と認める 【HSC型】〇無理のない範囲で自分なりの目標を決める ×「競争が苦手なんて情けないよ」 ×「プライドが高すぎる」 ×「勝ったら欲しいものを買ってあげる」

 まずは、子どものタイプが内向型かHSC型か、チェックしてみましょう。当てはまる数が多いほど、その性質の傾向が強くなります。同数の場合は、子どもの様子を見ながらどちらの性質で困っているのか判断しましょう。

【学校生活のお悩み】競争が苦手 

 外向的な子どもは他の子と競争することで、いつもよりやる気がでたり、がんばれる性質です。しかし、内向・HSC型の子どもたちは、競争するとパフォーマンスが落ちる傾向があるといわれます。

 学校や習いごとでは競い合うことが多く、競争を避けるのは難しいものです。では、競争に直面した子どもに、どう対応してあげるとよいでしょうか。

 では、苦手な競争をしないといけないとき、内向・HSC型の子どもにOKな接し方をみていきましょう。

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吉田美智子
臨床心理士・公認心理師 吉田美智子

はこにわサロン東京・代表。外資系企業勤務後、心理臨床の道を志す。臨床心理士の資格取得後は、東京都・神奈川県・埼玉県スクールカウンセラー、教育センター相談員などを経て、2016年はこにわサロン東京を開室。主な技法は、ユング心理学に基づいたカウンセリング、箱庭療法、絵画療法、夢分析。子育ての相談、親子関係、トラウマケア、ストレスケア、アンガーマネジメントなどの相談に携わる。日本経済新聞・読売新聞・日経クロスウーマンなどに寄稿し、メディアでも活躍中。

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