幼少期に絵本はたくさん読んでくれたけど、絵本の次のステップにはどんな本がいいんだろう?――。そんな悩みを抱えるママ・パパに向けて、幼年童話を中心に、絵本から読みものへの橋渡しとなるおすすめの一冊を紹介します。
【童話】『いもうとなんかいらない』の絵はこちらあらすじ
メアリー・ケイには、小さくて笑顔のかわいいスザンヌという妹がいます。でもメアリー・ケイは妹のことを、いつも好きというわけにはいきません。ブランコ遊びをしたくても、スザンヌがついてくるとブランコを押してやらないといけないし、ぬりえやお人形遊びも、スザンヌがいつもめちゃくちゃにしてしまうからです。
がまんできなくなったメアリー・ケイ。じゃまされないように、妹を誰かのペットと交換してもらおうと考えます。ママと仲良しのおばさんが、とんでもない“とりかえっこ”の提案を受け入れてくれますが……。アメリカの作家ロイス・ダンカンの作品を小宮由さんが訳した、お姉ちゃんの心の動きときょうだいの成長を描いた童話です。
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