人間は協力し合う生き物

 るるちゃは「同調圧力」って言葉は知っているかな? 少数派の意見を持つ人が、多数派の意見に合わせなくちゃいけないような空気感っていうのかな。るるちゃが「人と意見を合わせることが苦手」と感じて、それに悩んでいるのはこういうことだったりするのかな、って思ったんだ。

 日本には同調圧力がある、ってよく聞くけど、なんでだろうって調べてみたら、日本には「村社会」というものが根付いていたとわかったんだ。日本って島国だから、海外からいろいろ食料などを簡単には持ってこられないよね。だから人が生きるために食べ物をつくる必要があった。それで、農業を中心とした社会が形成されたらしいんだ。

「村社会」って調べると、「有力者を中心に厳しい決まりを持つ、よそ者を受け入れない社会」というような説明が出てくるけど、よしおが考えるに、農業ってそれぞれの地域で協力や助け合いがないとすごく大変。だから、人々が協力しやすいように村というグループができたのかな、って。日本は災害も多いよね。災害時も、誰かを助けるためには協力とか助け合いが絶対に必要。昔から協力しないとやっていけない国だったのかな、って考えたよ。

 それから、これは日本人に限った話ではないんだけど、われわれの祖先がホモ・サピエンスってことも関係しているかも。昔、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人がいたと言われているんだ。ネアンデルタール人は賢くて、からだも丈夫だった。一方、ホモ・サピエンスはネアンデルタール人に比べたら賢くはないし、からだも弱かったんだ。だけど、生き残ったのはホモ・サピエンス。なぜ生き残ったのかというと、ホモ・サピエンスは仲間と協力することができたから。

 るるちゃの言う「周りに合わせる」が、具体的にどんなことを指しているのかはちょっとわからないけれど、元来人間は協力し合う生き物で、日本人はさらにその性質が強いのかな、って思ったよ。

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