どんな子におすすめ?

 お話を考えたり、空想したりするのが好きな子におすすめです。はじめから擬人化されたえんぴつではなく、普通のえんぴつが魔法の力によって手足が生え、子ども部屋の中を冒険するという設定が、子どもたちの想像力をかき立てます。

 「もしかしたら、家にあるえんぴつも自分が見ていないところで冒険しているのかも……⁉︎」と、わくわくするはずです。

 奇想天外でふしぎな世界へ、想像力の翼を使えば身近なところからでもひとっ飛びできる楽しさを味える一冊。身の回りのものを登場人物に、親子でいろんな空想物語を作ってみるのもおもしろいかもしれません。

【絵本の次に読みたい童話】南の島を勝手に探検するペンギンたちから、 前へ前へと進む力がもらえる1冊
えんぴつ太郎のぼうけん (おはなしのくに)

佐藤さとる,岡本 順

えんぴつ太郎のぼうけん (おはなしのくに)
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岩本恵美
ライター/エディター/Webディレクター 岩本恵美

Webメディアの編集や新聞紙面の制作を経て、2016年に独立。現在はWebを中心に、本やアート、教育などをテーマにしたコンテンツづくりに取り組む。朝日新聞社が運営する本の情報サイト「好書好日(こうしょこうじつ)」にて、絵本・図鑑等の児童書やレシピ本などのジャンルを担当。GREEN GHOST LLC.所属。

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