星空の下のたき火が癒やしの時間に
ママ友たちに教わったことは山ほどありますが、中でも最高のものはキャンプです。最初に行ったのは、子どもが3歳のときでした。2泊3日のキャンプを終えて帰ってきたら、びっくりするほど言葉が増えていたのです。楽しいだけでなく、知育にもなっているの?と驚きました。
自然の中で走り回って、虫を捕まえて、料理をちょっと手伝って……。テントを組み立てる手伝いとか、水を運ぶとか、ささいなことでも「自分が役に立ったんだ!」っていう満面の笑みが浮かぶんです。
たき火もいいですよね。子どもは興奮するけど、大人は癒やされます。「都会の居酒屋でテーブルを囲んで話す話題は、不安や愚痴になりがちだけれど、たき火を囲んで話すことは、これからの夢や希望になる」って、以前聞いたことがあったんです。これって本当にそう。子どもが寝たあと、大人だけでたき火を囲み、満天の星を見ながらお酒を飲んで語らう時間は、癒やしでしかありません。
コロナ禍でしばらくキャンプはお休みしましたが、この夏は復活させたい。あのころとは違ってきっと子どもは戦力にもなってくれるし、いわゆる「非認知能力」も育つのでは……などと、ひそかに期待しているのです(笑)。
「できる人がやる」で、子育て期を突っ走る
普段の生活は、まさに「余力ゼロ」です。夫も私も仕事が不規則なので、家事育児の分担はせず、「できるときに、できる人が」のスタイル。私が仕事の日は、夫が食事もお風呂も歯みがきも寝かしつけも全部担当します。夫はいっさい料理しない人でしたが、最近は少しずつできるようになりました。もちろん外食でも、買ったものでもいい。とにかく今日を乗り切ること。
ただ、さっきも言ったとおり、私たち夫婦は本当にヌケているので、子どもにしっかりしてもらわなくちゃって思っています。
たとえば、幼稚園のお迎えのときに私が「今日、自転車のバッテリーを充電しなくちゃいけないんだけど、お母さん絶対に忘れると思うんだ。だから家に着いたら教えてね」って子どもに言うと、自転車から降りたとたん「バッテリー!」って教えてくれるんですよ。ほかにも「お母さん、今日体操服いる日だよ」とか「ハンカチが入ってなかったよ」とか教えてくれるようになりました。
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