「小学生に読んでほしい読み継がれる名作」を、子どもの本に詳しい「こども本の森 中之島」の館長と「もりびと」の皆さんに選んでもらいました。今回は、小学校低・中学年向けの本をピックアップしてお届けします。

MENU きょうはなんのひ? 三まいのおふだ 「ミッケ!」シリーズ 魔女の宅急便 光の旅 かげの旅

きょうはなんのひ?

瀬田貞二/作 林 明子/絵 福音館書店 1320円

 手紙を書く楽しさや、もらう嬉しさを味わえる絵本です。まみこが家の中に隠した10枚の手紙。お母さんが宝探しのように読み解くと、とっておきの結末が!

三まいのおふだ

おざわとしお/再話 かないだえつこ/絵 くもん出版 1760円

 子の自立を見守る「親への教訓」と、ピンチの時は焦らず対処するとうまくいくという「子どもへの教訓」。「昔ばなし」を親子で読んで語り合ってみませんか。

「ミッケ!」シリーズ

ジーン・マルゾーロ/文 ウォルター・ウィック/写真 糸井重里/訳 小学館 1496円ほか

 実写的な絵のなかに隠れているものを探す視覚絵本。1ページを集中し、注意深く見るようになるでしょう。文章を読んで探すので、知らない言葉の意味を聞いたり調べたりして、新しい言葉と出合えるのも楽しいです。

魔女の宅急便

角野栄子/作 林 明子/画 福音館書店 1650円

 新米の魔女キキと黒猫ジジが海辺の町で宅急便屋を始めた1年間を描いた物語。全6巻に番外編も。映画では知らなかったキキの生活をのぞいてみませんか? 

光の旅 かげの旅

アン・ジョナス/作  内海まお/訳 評論社 1430円
『光の旅 かげの旅』(評論社) 

 読み終わると「本をさかさまにしてごらん!」という文字。新しい発見がある、楽しい仕掛け絵本です。同じページなのに上下がかわると違う景色になる不思議さ。紙の本だからこその楽しみ方です。

(取材・文/AERA with Kids編集部)

※AERA with Kids2022年春号より抜粋。

※価格は税込み、掲載当時のものです。

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AERA with Kids編集部
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