NHK「おかあさんといっしょ」の体操のお兄さん(第12代)をこの春卒業した福尾誠さん(まことお兄さん)。現在は、第11代歌のお兄さんとして活躍された横山だいすけさんと一緒にミュージカル「世界迷作劇場」で各地を回っています。新たな挑戦をしている誠お兄さんに、子どものころの思い出や今後の夢を聞きました。子育て情報誌「AERA with Kids2023年夏号」から抜粋してお届けします。

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 「体操のお兄さん」になりたいと思ったのは、子どもたちのヒーローになりたかったからです。

 親族が保育関連の仕事をしていたことから、小さいころから子どもたちと触れ合う機会が多かったのですが、僕が中学生のとき、子どもたちと遊んでいる際に「おかあさんといっしょ」をつけたら、各々はしゃいで遊んでいた子どもたちがピタリと止まってテレビ画面に釘付けに! 番組のお兄さん、お姉さんは子どもたちにとって“ヒーロー”なんだなと実感しました。

 僕の理想のヒーローは、「人にできないことができる」こと。戦隊ものの主人公みたいな、悪を倒して華麗に回って……というのが好きでした。だからこそ、バック転など、自分の体をつかったアクロバティックな技を披露し、子どもたちに喜んでもらったり、「自分もこんなふうになりたい!」と思ってもらえたりしたらうれしいですね。

 バック転は幼稚園のころからできました。といっても、「さあやろう!」と思ってすぐに成功したわけではなく(笑)。近所に体操教室があり、そこで教えてもらって少しずつ練習してできるようになりました。コツコツやる、というのはとても大事なことで、筋肉のトレーニングも今も毎日継続してやっています。

 今後は、子どもたちが楽しんでくれるような活動をしていきたいと思っています。「世界迷作劇場」はぴったりの舞台! 僕は初めてミュージカルに挑戦します。アクロバットやダンスはもちろんですが、え? 歌も歌うかって? ふふふ、それはどうぞお楽しみに!

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AERA with Kids編集部
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