「空想が好きで何時間でも空想ができる。でも現実の自分と空想の自分には大きな乖離(かいり)がある」という相談を送ってくれたのは、高校1年生の男の子。数多くの子ども向けライブを開催し、YouTubeチャンネル「おっぱっぴー小学校」も人気の小島よしおさんが子どもの悩みや疑問に答えるAERA dot.の本連載。小島さんが「空想力は才能!」と伝え、空想力をどう使っていけばいいのかを考えてくれました。
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【よしおの答え】
sf小説ピーヤ、何時間でも空想をしていられるってかなりの才能では……!? 6年間ずっと通信簿に「おっちょこちょい・お調子者」って書かれていたよしおとは大違いだなあ。
理想の自分を空想しているということだけど、自らを「sf小説」と名乗っているくらいだから、物語とかに興味があるのかな。空想を言語化したら小説になりそうだし、絵にしたら漫画になりそうだよね。
子どものころ、よしおもよく理想の自分を空想していたなあ。自分が芸能界に進出して、明石家さんまさんとすっごく面白いトークをしているとかね。いまでもときどき思い描いたりもするよ。だけど、君が言うように現実はなかなか理想通りにはいかないもの。
よしおは芸人になるという夢はかなったし、テレビに出られているのは理想通りと言えば理想通りだけど、ゴールデン番組の司会者にはなっていない。ただ、テレビの世界が現実になったことで、「ああ、俺には司会者は違うなあ~」って気づけた部分もあるよ。
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