つまり何が言いたいかというと、気にしすぎな性格は変えられないかもしれないけど、こうやって、いろんな考え方を持っておくと、気持ちを切り替えられるんじゃないかな、ってこと。その引き出しが多ければ多いほど、楽になるのかな、って。考え方だけじゃなくて、例えばカラオケとか料理とか読書とか、気にしすぎてしまったときに気持ちを切り替える方法を持っておくと、気にしすぎないで済むんじゃないかな。
■小説家に向いているかも!?
気にしすぎな性格って、ある種の才能でもあると思うんだ。小説家とか、お笑い芸人とか、細かい描写が得意な人に多い気がする。あ、お笑い芸人といってもよしおみたいなタイプは違うよ(笑)? コントとかのネタを書いているお笑い芸人ね。
繊細で気にしすぎる性格な人ほど観察眼が鋭くて、いろんな人が共感できる「あるあるネタ」を考えられたり、「そんなところに面白いことがあるんだ!」ってハッとさせられるような描写ができたりする気がするんだ。
人間ってどうしても自分ベースで物事を考えたり、見たりするよね。よしおの場合は人に会うと、ついつい筋肉を見てしまうし、筋トレのトレーナーさんはよしおがネタ番組に出ていても、「小島さん、筋肉よくなりましたね」って言ってくる。だから、気にしすぎな性格な人ほど、人のいろんな面に気づくことができるのかなあ、って。
あと、これは芸人あるあるなんだけど、失敗談とか恥ずかしい話って笑いのネタにも変えられるから、実はあればあるほどうれしいものなんだ。学校にいる期間って、「恥ずかしい!」って思うことが起きやすいと思う。メンバーが常に一緒で逃げられない環境だし、人前で何かを発表したり話したりする機会もたくさんあるからね。
少し勇気がいるかもしれないけど、「ネタをためている期間だ……」って思うのもおすすめだよ。いまだったらSNSで恥ずかしい話や失敗談を4コマ漫画とかイラストにして発表している人もいるくらいだからね。わざわざイラストにすることはないかもしれないけど、大人になってからとか、まりもちゃんの話が笑い話になっていたらいいなあ。
次のページへ年齢を重ねると軽くなる気持ち