――英検の勉強は、どのように?

 幼稚園で週に1回2時間の課外指導があったので、それを受けさせていました。試験対策はそこでやって、足りないところを家庭でフォローする感じですね。幼稚園の先生がドリルとか単語の暗記などの課題を出してくれるので、基本的にはそれをこなしていました。

――未就学児が問題集を解いたり単語を暗記したりというのは、かなりハードルが高そうです。

 単語の暗記では、ボタンを押しながらゲーム感覚で単語を覚えられるアプリがあって、それを使っていました。私、問題集をやらせるのはすっごく苦手で。試験には、文章の穴埋め問題とかもあるんですけど、5歳の子にその解き方を教えるのって、ものすごく難しいんですよ。

 それで思いついたのが、問題を解くんじゃなくて、正解の文章を音読する方法。初めに解答を見ながら正しい文章をばーっと書き出したら、あとはそれを読んで、丸ごと頭に入れちゃおう、と。穴埋め問題対策としての音読は、毎日させるようにしていました。

 読解問題は私も一緒になって解いてみましたけど、難しかったなぁ……。考え込んでいると、見かねた誠希千が「お母さん、早く答え見ぃ」とか言ってくる。もはや私はただの丸つけおばさんでした(笑)。

――3級は英作文もあります。

 書き出しはこう、そのあとにbecauseで理由を書いて……、っていうマニュアルがあって、その通りに書けばいい点数はもらえるんだけど、5歳の子どもにそんなことを言ってもなかなかできませんよ。うちでは過去問をまずは1回解いてみて、添削しながら正解の文章を作る、それを音読する、というサイクルで勉強していましたが、ルールを刷り込むのは結構大変でした。

■「3級も受ける」。息子の一言で勉強継続

――インター生で英語に関してアドバンテージがあっても、合格するためには相当な努力が必要なんですね。

 リスニングはかなり点数を稼げるけれども、読解や英作文は対策が必要です。

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