お笑いコンビ「クワバタオハラ」の小原正子さんは、2014年に元メジャーリーガーのマック鈴木さんと結婚し、現在は3児の母。家族の日常や子育てに対する思いをつづった自身のブログで話題を集めたのが、昨年、小学校1年生にして英検3級合格を果たした長男・誠希千(せいきち)くんだ。幼稚園の年長からテスト対策を始め、約1年の間に4級、3級ともに合格を果たした。その英語学習法と小原さんが実践したサポート、英語教育に対する思いについて話を聞いた。

――英検3級といえば、一般的には中学校卒業レベル。筆記試験のほか、英語での面接もあります。小学校1年生での合格はすごいですね。

  ありがとうございます。とはいっても、誠希千は保育園、幼稚園はインターナショナルスクールだったので、英検を受けるずっと前からほぼ毎日英語には触れていたんです。英検は周りのお友だちもけっこう受けるみたいだし、「じゃあうちもやってみようか?」って。対策は年長さんになってすぐ、まずは4級から始めて、4級に合格した半年後くらいから3級対策に取りかかりました。しっかり勉強した期間は、3級のときで3カ月くらいだったと思います。 

――英語教育についての考えは、夫婦の間で一致していましたか?

 うちの旦那さんは16歳でアメリカに行って約20年間生活しているので、英語は普通に話せますし、「子どもも当然英語は話せたほうがいいよね」という感覚。私も昔から、子どもが生まれたら絶対に英語と水泳は習わせようと思っていました。理由は、どちらも私ができないことだから。大学受験を経験しているので英語の勉強の仕方はわかるけど、会話はまったくダメです。

――マックさんから誠希千くんに英語で話しかけることも? 

 それね、よく聞かれるんです。でも、全然してくれませんよ、うちの旦那さん(笑)。多分、子どもにはきちんとした英語を覚えてほしいと思ってるんじゃないかな。旦那さんが話す英語は、仲間うちで使うくだけた言葉や、スラングが多いですからね。家での会話は、全部日本語です。

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木下昌子
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