■日常の会話も防災力のトレーニングになる!
もう少し手軽に災害を疑似体験するには、各地にある「防災館」などに行くのもおすすめ。「防災館には、消火訓練や地震体験など、さまざまな体験ブースがあります。ここで、子どもに『やってみなさい』と言うだけでは面倒に思いがちなので、ぜひ親が率先して体験してみせてください」
日常会話の中でも防災意識を高められると言います。
「わが家では、テーマパークの行列に並んでいる時や、高速道路が渋滞している時などに『もしここで地震が起きたらどうする?』と聞いていました。子どもが未就学の頃は『ウルトラマンに助けに来てもらう』なんて言っていましたが、否定せず『ウルトラマンは地球に3分しかいられないね』などと話して一緒に対策を考えたものです。楽しんだ防災の話は、より深く心に刻まれることでしょう」
(取材・文/越膳綾子)
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