Q)学校や塾の大量プリントの整理、困っています。

A)まずは本当に何が必要なものかを選別する必要がありますね。終わったもの・振り返る必要のないものと残すものとを選別しましょう。大量にたまってからだと分けるのも大変なので、少ない枚数のときからスタートさせたいものです。

 そしてそのプリントをまとめてファイルにとじるのか、一枚一枚見られるようにしまうのか、教科ボックスの中に入れるのか、子どもの性格によってどう整理したら効果的かが違うので、一緒に考えるとよいですね。そしてまずは親がプリントのとじ方、整理の仕方を教えてあげることです。まず一つ目のファイルは一緒にやってみて、子どもに「できた」という経験を積ませてあげるのもおススメです。

Q)子どものお片づけ、親はどこまで関与すべき?

A)子どもの性格や、親がどれくらいの時間家にいるのか……というので違いますが、そもそも「片づけなさい!」がNGワードです。子どもは、「片づけなさい」と言われても、何をどうしたらいいのかわからない。そして、親にとってのきれいと、子どもにとってのきれいは違います。「ジャンパーはここのハンガーにかけようね」など、具体的にゴールを示してあげることが重要です。小学校低学年の子なら「すごい! できたね!」と褒めてやる気にさせるのもいいですね。

 最初は子どもと一緒に片づけて、「これが『きれい』ということだね」と写真を撮って残しておくのもいい。「こうなると完成」というゴールを示してあげると、家族で「きれいな状態とはこういうことだ」という共通の認識を持つことができます。

Q)親が片づけられないのに、子どもに片づけてと言えません……。

A)厳しい言い方ですが、子どもは親のことを見ているんですよね。だから、まずは親から片づけをしてみることです。片づけたらこんなに家が広くなる、こんなに気持ちいいとわかると、子どもたちも急に片づけるようになりますよ。繰り返しますが、子どもに片づけてほしかったら、親がまずやってみるのが一番の近道です。

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