学校の英語教育では「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランス良く教えてくれるけれど、もっと言語との出合いの入り口はゆるくてもいいんじゃないかな、と思ったりします。

 まず「聞く・話す」がなんとなくでいいから楽しめる。あ、通じた! わかった!が実感できるってすごい自信になりますよね。前述のオンラインゲームはリスクもあるけれど、もしこんなふうに同世代の人と共通の趣味を通じてだんだん学び合っていく体験が公立校の授業でもできたなら、英語へのハードルってずいぶん下がるんじゃないかなぁ?(ま、それがなかなか実現しないから私立校受験を選ぶ人が増えているんですよね……)

 あ、そうそう、小学1年生の次男も卒園した保育園でやっている小学生向けの英語クラスに通っていますが、1年通ってばっちり身につけた英語は“Yes, I do.”(とりあえずなんか聞かれたら答える用)と“I forgot.”(当てられたとき用と宿題を忘れたとき用)、この二つで乗り切っているもよう。

 彼はもう、この感じでどこでも生きていける気がします……。

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2022年 冬号 [雑誌]

朝日新聞出版

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2022年 冬号 [雑誌]
著者 開く閉じる
tomekko
コミックエッセイスト tomekko

小6、小2、年中の男子3兄弟に夫とほぼ男子校な日々を送っているポンコツ母さん。『AERA with Kids』の「脱・カンペキ親修行」では、鋭い観察眼で子育てや家族、夫婦、教育などについて連載中。Instagramでは13万以上のフォロワーに日々育児絵日記を投稿。インスタアカウント @tomekomet

1 2 3 4