小中学生向けのニュースマガジン「ジュニアエラ」6月号では、映画「うちの執事が言うことには」に主演するKing & Princeの永瀬廉さんにインタビュー。永瀬さんは関西弁を交えながら、初主演映画に対する思いを語った。
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今回、映画のお話をいただいたときは、うれしいより先にプレッシャーがありましたね。主演やし、僕が演じる烏丸花穎(からすま・かえい)は名家の御曹司。所作指導も受けたんですけど、スープひとつ飲むにも、スプーンですくう量まで計算しないといけない。僕、普段は皿ごといきそうな勢いなんで(笑)。難しかったけど、少し境遇が似てる部分もあったりして……。花穎は、父親がいきなり当主を引退して、引き継ぐことになる。僕も家の転勤でめちゃくちゃ転校したんで、親の都合で急に世界が変わってしまって、それを受け入れられない気持ちはわかるなぁと。共通点を見つけながら花穎になっていく中で、撮影も楽しくなっていきました。ジン(赤目役の神宮寺勇太)はもちろんですけど、花穎の執事、衣更月(きさらぎ)役の清原翔くんとも食事にいくぐらい仲良くなって。
中盤、花穎が衣更月と仲たがいするシーンがあるんです。主人として認めてもらえない悔しさとか寂しさとか、そういった感情を爆発させながらセリフを言わなあかん、ものすごく難しいシーン。不安でしたけど、感情がつくりやすいように、そこに至るまでの気持ちの流れを監督が丁寧に説明してくれて、翔くんも含め、3人で話し合いもしました。撮り終わったあとは、翔くんと顔を見合わせて、「今のよかったんじゃない?」みたいな、手ごたえというか、「演技」で通じ合えた感じがした。
この作品を通して得た一番の収穫は、「演技をしたい」という強い気持ち。試写を見て悔しい気持ちも多かったので、もっといろんな役に挑戦していきたいです。難しいのがいいなぁ。サイコパスみたいな役とか(笑)。
■永瀬廉(ながせ・れん)
1999年、東京都生まれ。18年、King & Princeとして「シンデレラガール」でCDデビュー。本作の主題歌「君に ありがとう」も収録されたファーストアルバム「King & Prince」を6月19日にリリース。「もし自分に執事がいたら、洗濯、掃除、料理、身の回りのことを全部頼みたいですね。空調の管理とか、リモコン取ってとか(笑い)。 僕はソファから動きたくない。基本、めんどくさがりなんです」
※月刊ジュニアエラ 2019年6月号より

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