映画「キングダム」に出演する橋本環奈さんが、小中学生向けのニュースマガジン「ジュニアエラ」5月号のスペシャルインタビューに登場。失敗を成功に変える秘訣を語ってくれた。そのストイックな一面とは――。

映画「キングダム」4月19日(金)から全国東宝系でロードショー/「キングダム」は、2006年から「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の人気マンガ。現在単行本53巻、累計発行部数約3800万部の大ヒットマンガの実写版映画となる。紀元前245年、春秋戦国時代の中国を舞台に戦災孤児の信(山崎賢人)が、後の秦の始皇帝となる贏政(吉沢亮)と出会い、「天下の大将軍」を仲間たちと目指すストーリーだ。出演は山崎賢人、吉沢 亮、橋本環奈ほか (c)原泰久/集英社(c)2019映画「キングダム」製作委員会
映画「キングダム」4月19日(金)から全国東宝系でロードショー/「キングダム」は、2006年から「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の人気マンガ。現在単行本53巻、累計発行部数約3800万部の大ヒットマンガの実写版映画となる。紀元前245年、春秋戦国時代の中国を舞台に戦災孤児の信(山崎賢人)が、後の秦の始皇帝となる贏政(吉沢亮)と出会い、「天下の大将軍」を仲間たちと目指すストーリーだ。出演は山崎賢人、吉沢 亮、橋本環奈ほか (c)原泰久/集英社(c)2019映画「キングダム」製作委員会

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「キングダム」を読み始めたきっかけは、もともとマンガが大好きだから。電子書籍でたくさん読んでいるんですが、中学生のとき、「あなたのおすすめ」に「キングダム」がでてきたんです。読んでみると、沼にはまるごとく引き込まれました。

 今回、実写化の話をいただいたときは、うれしかった半面、「実写化は難しいのでは」とも思っていました。けれど、中国での撮影では、お城や戦闘シーンのスケールの大きさに圧倒され、みんなの作品に対する思いが高まる空気感を感じました。日本でのまさに崖っぷちの撮影は過酷だったけれど、試写を見て想像を超える作品になったと思いました。

 私が演じる河了貂は、鳥を模した不思議な蓑を着た女の子です。天涯孤独だった彼女がどうして信(山崎賢人)と行動をともにするのか。その後、二人はどう協力して生きていくのか。(全体的に)アクションがかっこいいし、セリフから学べることも多いんです。

 たとえば「天下の大将軍になる」と言う信や、「中華を統一する」と言う贏政(吉沢亮)たちが、「夢があるからがんばれるんだ」とよく言っています。それは私たちにとっても同じですよね。

 何か目標がないとがんばれないし、自分がこうなりたい、ああしたいという思いで行動することこそが未来の自分につながっていくんだと思うんです。だから私はその未来の私のために、試練とか高い壁にぶちあたっても、それを楽しみたいと思っています。そのために必要なのが緊張感。よく「緊張をほぐす方法を教えてください」と聞かれることがあるのですが、私は緊張感がないときのほうが失敗してしまうことが多いんです。だから私は、緊張感をもつことこそが、失敗を成功に変える秘訣だと思っています。

■橋本環奈(はしもと・かんな)
1999年生まれ、福岡県出身。2016年3月、映画「セーラー服と機関銃-卒業-」で初主演を務め、第40回 日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。最近は映画「銀魂」やテレビドラマ「今日から俺は!!」などに出演。

※月刊ジュニアエラ 2019年5月号より

ジュニアエラ 2019年 05 月号 [雑誌]

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AERA編集部
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