つみたてNISA売れ筋ランキング【1位~10位】(AERA 2022年11月28日号より)>>【11位~20位はこちら】
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 この1年で221万も増えたつみたてNISA口座。米国株投資信託の人気は現地の株価が不調でも衰える気配がない。AERA2022年11月28日号の記事を紹介する。

【ランキング】「つみたてNISA売れ筋ランキング」11位以降はこちら

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 金融庁が11月4日に公表した「NISA口座の利用状況調査」によると、今年6月時点でつみたてNISA(少額投資非課税制度)の口座数は638万5158。前年同月は417万5430口座だったので、この1年で約221万人がつみたてNISAを始めた計算だ。

 つみたてNISAとは、金融庁の指定条件に合った低コストの投資信託を、毎月約3万3千円以内(年間上限40万円)で積み立てていく国の制度だ。本来、利益の20.315%が税金で差し引かれるが、つみたてNISAは買った年から20年間、非課税で保有できる。

 つみたてNISAの対象投資信託、ETFは216本(10月31日現在)。このうちS&P500や日経225などの指数に連動するインデックス型が185本だ。どの投資信託が売れているのか、これらの純資産総額をすべて調査し、上位30本をランキングした。

 純資産総額1兆6千億円台の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が1位。この規模はすべての投資信託(約6千本)で見ても2位だ。

■米国株は下落中なのに

 米国株式に続いたのが「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、3位「楽天・全米株式インデックス・ファンド」、4位「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」、5位「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」。このうち「S&P500」と「全米株式」は米国株だけが入った投資信託だ。「全世界株式」は約62%、「ニッセイ外国株式」は約75%が米国株(10月末)。相変わらず“日本人の米国株買い”は止まっていないということが、このランキングからわかる。

 経済ニュースを見る人なら、今年は米国株が下がり続けていることはご存じだろう。S&P500の1月4日高値は4818ポイントだったが、10月13日に安値3491ポイントをつけた。約27.5%、つまり3割近くのマイナスだ。暴落と言ってもいい。相場が冷えると手控える=買わなくなる人も多いが、今回は様子が違う。下落中なのにつみたてNISA口座は増え、米国株投資信託の人気も衰えず。なぜなのだろう。楽天証券経済研究所ファンドアナリストの篠田尚子さんは「長期積み立てなら、そもそも半年や1年の値下がりは気にする必要がない」と前置きした上で語った。

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