<aAERA1月3日-1月10合併号に登場したKAT-TUN>
AERA1月3日-1月10合併号に登場したKAT-TUN

上田:グループとしての結束力は、俺はもともと奥の奥で太い糸でつながっていると思っているんで、そこに疑いはないんです。これだけ長く一緒にいるので、新たな発見というのもない。ただ、お互いの考えていたことがわかるロケで、だから貴重でした。感謝の気持ちを持って同じベクトルに向かって活動していることが確認できました。

——3人はお互いをどう思い、グループの中の役割をどう考えているのだろうか。

中丸:それぞれに個性がありますよね。亀梨君は演技も司会も歌も場数を踏んでいるし、上田君は格闘技を長く続けている。ただ、二人は悪ふざけしてしゃべるタイプじゃないから(笑)、グループになったときはその役割に回ろうと思っています。

 個人的には、危機感が大きいかな。時間のある限り興味のあることにはチャレンジしたい。動画編集技術は時代的にも役に立つと思っていますし、一人舞台は自分のアイデアを形にする場でもあるんですけど、KAT-TUNのライブ演出のテストの場として考えてもいます。

■やりたいことに貪欲

上田:中丸君は、物事を突き詰められるところがあって、職人気質というか。動画編集や絵を描くことも、毎日の細かい積み重ね。そういう努力をずっとしてきたことは、純粋にすごいと思います。

亀梨:(中丸は)自分がやりたいことに一番貪欲だと思うし、YES/NOもはっきりしている。こうやって3人並ぶと、金髪(上田)とちょっと癖がある奴(亀梨)がいるので(笑)、一番普通っぽく見えるんですけど。

上田:(笑)。金髪って。

中丸:(笑)。

亀梨:(笑)。6人の頃からヒューマンビートボックスをやっていたこともそうですし、そういうところが彼の言う危機感につながっているのかもしれない。

中丸:最初のきっかけは「数多(あまた)いるジュニアの中でどう目立つか」だったけど、危機感を持って何かやろうとするのは一種の向上心だと思っていて、それは今も昔も変わらないです。アイデアを出すことが好きで、「これは今じゃなく後にやりたい」みたいなことは、その時はその時で絶対何か出てくるから、あまり好きじゃない。でも、何をするにしてももうお互いの言わんとしていることがわかるので、非常に楽ではあります。

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