オンライン面接は「事前準備が8割」 内向的な候補者でも「言語化できる人」は有利に (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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オンライン面接は「事前準備が8割」 内向的な候補者でも「言語化できる人」は有利に

石臥薫子AERA
※写真はイメージ (c)朝日新聞社

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AERA 2021年3月22日号より

AERA 2021年3月22日号より

 オンライン化の浸透は面接の現場も変えた。候補者側と採用する側のメリットやデメリットは何か。対面との違いを理解したうえで、どう対応すればいいのか。AERA 2021年3月22日号は専門家に聞いた。

【図を見る】オンライン採用は事前準備が8割?

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 就職・転職などの採用面接においても、オンライン化は進んでいる。だが、ビジネスリサーチラボの代表取締役で『オンライン採用』の著書もある伊達洋駆さんは、「採用面接のオンライン化は、一般的な社内会議以上に大きな意味を持つ」と指摘する。

「そもそも、採用面接におけるコミュニケーションは特殊なもの。候補者はその会社で働く具体的なイメージを渇望している。けれども十分な情報が得られない状況の下で限られた期間内に人生に関わる重要な決定をしなくてはなりません。採用側も候補者との接触機会は数回で、何度も打ち合わせできる社内コミュニケーションとは決定的に異なる。ただでさえ情報が不足している上にオンライン面接となると、身振り手振りや表情、視線などの『非言語的手がかり』が圧倒的に少なくなります」

■わずかな情報を深読み

 その結果、採用する側も候補者側も、(1)背景に映り込んでいるものなど、わずかな情報に対して過大に意味づけや深読みをしてしまう(2)相手の伝えた情報が理解できたという「伝達感」が得にくく、感情も伝わりにくい(3)得られる情報が少ない分、学歴や会社の知名度など属性情報に引っ張られてしまう、といった傾向が強まるという。

 一方で、オンラインが対面より優れている面もある。最大のメリットは言葉で説明できる情報が伝わりやすい点だ。

「オンライン面接はあくまで対面面接の代替と考えている採用担当者も多いと思いますが、オンラインでの見極めの精度は悪くありません。対面では非言語的手がかりをもとに『明るくハキハキ』といった外交性の高い人を評価しがちです。つまりバイアスの罠に陥ることが多いのに対し、オンラインでは、候補者が話す内容に集中できるからです」

 逆に言えば、内向的であっても、自分の経験や考え方をきちんと言語化できる人にとってオンラインは有利、というわけだ。

これらオンライン面接ならではの特徴を踏まえた上で、候補者・採用側双方が満足できる面接とはどういうものなのか。伊達さんは「カギは構造化」であり、「オンライン面接では事前準備が成否の8割を握る」と指摘する。


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