10代の頃に感じるモヤモヤは「面白さを育てる重要な養分」 しいたけ.さんがアドバイス (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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10代の頃に感じるモヤモヤは「面白さを育てる重要な養分」 しいたけ.さんがアドバイス

連載「午後3時のしいたけ.相談室」

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しいたけ.AERA#しいたけ.
占い師、作家 しいたけ.

占い師、作家 しいたけ.

※写真はイメージ(gettyimages)

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 AERAの連載「午後3時のしいたけ.相談室」では、話題の占い師であり作家のしいたけ.さんが読者からの相談に回答。しいたけ.さんの独特な語り口でアドバイスをお届けします。

【絵でわかる】しいたけ.流“タイプ別トラブル回避法”

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Q:大学受験を控えています。クラスの空気感、周囲からの期待、受験が近づくにつれ自分の周りの雰囲気が変わるのを感じています。悩みがあるわけでも受験勉強が滞っているわけでもなく、明確に言葉にできないのですが、なんだかこの状況が「嫌」です。このモヤモヤとどう付き合っていくべきでしょうか?(女性/高校3年生/おうし座)

A:おうし座は空気を敏感に感じ取る人です。人の隠れた一面とか、いい人だと思っていた人が陰で誰かの悪口言ってるとか、そういうことにすごく傷ついてしまう。そして、高3の空気感って残酷です。僕も当時同じようなことを考えていたなと思い出して、すごく共鳴しました。

 高校3年生は生々しく大人への階段が始まる時期です。大人の嘘に敏感になって、世界が完全にリアリティー側に傾いてくるんですよね。あえて言葉を選ばずにいうと、人生に「スペック」というものが発生してくる。もちろんそれまでもスペックは存在するかもしれないけど、明確にその競争に巻き込まれていくというか。大学進学とか就職とか将来を前にして、この時期の努力によって一生が左右されてしまう気分にもなります。

 恋愛したり遊んだりしたい欲を抑えて勉強して、ワンランク上の大学に行ったら、それでちょっと将来が変わるみたいな。みんなが受験モードになって将来の自分の幸せを勝ち取ろうとするその状況に、あなたの場合、すごく嫌悪感を覚えているのかもしれないと想像してしまいました。

 ただ、僕は10代の頃に感じるモヤモヤ感ってすごく大事なものだとも考えています。そのモヤモヤは全部貯めておいたほうがいいです。「それはおかしい」「こんな世界は間違ってる」、そういうモヤモヤがあるからこそ、文学があり映画があり、音楽やファッションがあるのだと僕は思っています。その人の面白さを育てていくための重要な養分がこの時期に抱えるモヤモヤ。だから解決するんじゃなくて持ち越したほうがいいです。次のステップに進んで時間ができたら、ぜひ本を読んだり映画を見たりしてそのモヤモヤを育ててください。


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