「ハカ」「シピタウ」「シンビ」って何? ラグビーのうんちく3連発 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「ハカ」「シピタウ」「シンビ」って何? ラグビーのうんちく3連発

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大野均選手(東芝ブレイブルーパス)●1978年生まれ、福島県出身。ポジションはロック。2007年から3大会連続でW杯に出場し、19年8月現在、通算98キャップ(国代表同士の試合の出場回数)は歴代最多。愛称は「キンちゃん」 (c)朝日新聞社

大野均選手(東芝ブレイブルーパス)●1978年生まれ、福島県出身。ポジションはロック。2007年から3大会連続でW杯に出場し、19年8月現在、通算98キャップ(国代表同士の試合の出場回数)は歴代最多。愛称は「キンちゃん」 (c)朝日新聞社

「月刊ジュニアエラ」2019年10月号より

「月刊ジュニアエラ」2019年10月号より

 話題になったニュースを子ども向けにやさしく解説してくれている、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』では、毎号、一つのスポーツを取り上げて、やっても見ても楽しくなるうんちく(深~い知識)を紹介するよ。10月号は、ワールドカップが日本で開催中のラグビーを取り上げました。

【うんちく(1)で説明したラグビーのポジション表はこちら】

*  *  *
<競技の内容>

 2チームが楕円形のボールを奪い合い、相手のゴールラインを越えて地面にボールをつけること(トライ=5点)、ボールをキックして相手のゴールライン上のクロスバー上を越えること(コンバージョンキック=2点、ペナルティーゴール=3点、ドロップゴール=3点)などによって得点を競う球技。ボールは前にパスできない。

<ラグビーのうんちく3連発>

(1)ポジションは背番号でわかる!

 1~15の背番号はポジションを表していて、それぞれ役割が違う。体が大きくて力が強い人、小さくてすばしこい人、細くても頭がよくて冷静な人、足が速い人など、いろいろなタイプの人が活躍できる。

(2)国籍は違っても日本代表の仲間に!

 ラグビーの代表資格は、国籍にこだわらず、3年以上続けてその国や地域に住むなどの条件を満たせば得られる。かつて、ラグビーの母国イギリスの人々が海外に渡ってラグビーを広めたとき、移住先でも代表になれるようにしたのがきっかけだ。現在の日本代表にも多くの海外出身者がいて、一つのチームとして力を合わせている。

(3)試合前の踊りは戦いの儀式

 南太平洋の国々の代表は、国や地域の代表同士の試合前に、「ウォークライ(戦いの叫び)」という踊りを行う。先住民族の戦いの儀式がルーツだ。ニュージーランドは「ハカ」、トンガは「シピタウ」、フィジーは「シンビ」、10月5日に日本と戦うサモアは「シバタウ」と呼ばれ、試合を大いに盛り上げてくれる。

<ラグビー元日本代表の大野均選手が語るW杯のみどころ>

 ラグビーは、「体が大きい」「足が速い」「パスがうまい」など、それぞれが自分の良さを生かせるスポーツです。背番号ごとにポジションが決まり、役割に合う特徴を持った選手が選ばれていますから、背番号も手掛かりに、各選手の特徴やプレーに注目してみてください。

 相手とぶつかり合うラグビーは、痛みを伴うスポーツです。仲間たちと一緒につらい練習を重ね、痛みを共有するなかで、仲間のために体を張って戦いたいと、自然に思うようになります。試合中、ミスをした選手は、責任感を体の内にみなぎらせて、仲間のために挽回するチャンスを探しています。試合終了近くになって、みんなが疲れて力が出ず、足が止まったときに、きっと彼は気力を振り絞って走り、仲間のために体を張るでしょう。そんなプレーにこそラグビーの魅力があります。日本代表は、そんな責任感のある選手たちばかりです。ほかの国の代表選手たちも同じです。勝ち負けはもちろん、そんな選手たちの姿に注目しながら、ワールドカップを通じて、ラグビーというスポーツを楽しんでください。

※月刊ジュニアエラ 2019年10月号より


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