そもそも子どもに「自主性」はあるのか? イライラするよりも親がすべきこと (2/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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そもそも子どもに「自主性」はあるのか? イライラするよりも親がすべきこと

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親御さんたちの悩みに答える坪田先生(撮影/山本倫子)

親御さんたちの悩みに答える坪田先生(撮影/山本倫子)

 そして、勉強でも反復練習のパワーを発揮したいのであれば、飽きさせない工夫が必要です。一輪車の練習だって、最初は怖い、と思っていたかもしれないけれど、「もうちょっとで乗れそう」というところまできたら、自分で何度も練習したくなる。勉強も同じ。反復練習を続けさせたいなら、ただ単に「やりなさい」と言うのではなく、お子さんの状況に応じて、やる気が持続する難易度に課題を微調整していくことが大切です。

【お悩み2】
好きなことは頑張り、嫌いなことは見向きもしない息子。彼の目下の興味は「レゴ」。地元の公立に進学を考えていたのですが、レゴ部がある中学に行きたいと言い出しました。それなら応援したいと思うのですが、本人の行動が中途半端。褒めるとつけあがるし、お尻のたたき具合がわかりません。

【坪田先生のお答え】
 小学5年生で好きなものがはっきりあるのはすごい! それを応援したいと思うお母さんも素晴らしいです。お子さんの自主性を尊重したい、と思うからこそお子さんの中途半端な態度にイライラしてしまうんですよね。

 そもそも、子どもに自主性ってあるのでしょうか? 塾講師としてこれまで多くの子どもたちと向き合ってきた立場から言わせてもらえば、小学生の段階で「私はこれをやります」みたいな自主性は、まず望めないと思ったほうがいい。

 中学受験についても「本人が行きたいと言った」と親御さんがよくおっしゃいますが、僕に言わせてみれば、そんなわけはない。ある種教育というのは洗脳的で、親がうまく誘導している部分は大きいと思います。それが悪いと言っているわけではなく、子どもの自主性に任せられない小学校の段階では、親が「洗脳」しなければいけない部分もあるはず。

 大切なのは「私はこの子を自分の価値観に染めようとしている」と自覚したうえで、コントロールしていく、ということです。

 だから今回のご相談も、私立に行きたいと言っていながら勉強に本腰を入れない息子さんにイライラするより、ある程度親の誘導は必要、と割り切ったほうがいい。


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