マキタスポーツ「『推し』と『好き』の違いがわかる男」 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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マキタスポーツ「『推し』と『好き』の違いがわかる男」

連載「おぢ産おぢ消」

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マキタスポーツ/1970年、山梨県生まれ。俳優、著述家、ミュージシャンなど多彩な顔を持つ。スポーツ用品店だった実家の屋号を芸名に。著書に『すべてのJ-POPはパクリである』『一億総ツッコミ時代』ほか。映画「苦役列車」でブルーリボン賞新人賞受賞。新刊に『越境芸人』(東京ニュース通信社)

マキタスポーツ/1970年、山梨県生まれ。俳優、著述家、ミュージシャンなど多彩な顔を持つ。スポーツ用品店だった実家の屋号を芸名に。著書に『すべてのJ-POPはパクリである』『一億総ツッコミ時代』ほか。映画「苦役列車」でブルーリボン賞新人賞受賞。新刊に『越境芸人』(東京ニュース通信社)

イラスト:大嶋奈都子

イラスト:大嶋奈都子

 だったら言わせていただくが、その「便利」がわからないというのだ。「好き」と「便利」がどうにも結びつかない。「好き」という感情を小分けにして、モヤモヤとしたものを心に抱えないようにしているのか? 「好き」未満のモヤモヤを「惚(ほ)れ」にまで集約していくからこそ素晴らしいのじゃないのか? というか、「推し」に塗して自分アピールの道具にしてやしないか? 「好き」は不便なままの方が良くないか?と疑問が次々と浮かんできてしまう。

 ひとつに、「好き」をデフレ化させて軽くしようとしていることは理解できる。現代はストレス社会である。ただでさえ心に負荷がかかるならば、量的な負担を少しでも減らそうとするのはわかるのだ。でも「好き」をサボったらダメだろう。そりゃ賢い知恵だとも思う。「好き」1点より、「本気」「推し」「見せ好き」ぐらいの3点で支えた方が心が壊れなくて済む。でも「好き」というのは質的な問題なのだ。その業に向き合った分だけ絶対に学べる。それは男女のことだけに限ったことじゃない。

 ちなみに今私推しのグラビアアイドルは小倉優香ちゃんですが何か?

※AERA 2018年12月10日号


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マキタスポーツ/1970年、山梨県生まれ。俳優、著述家、ミュージシャンなど多彩な顔を持つ。子供4人。スポーツ用品店だった実家の屋号を芸名に。著書に『すべてのJ-POPはパクリである。』ほか。映画「苦役列車」でブルーリボン賞新人賞受賞。近刊に『越境芸人』(東京ニュース通信社)。『決定版 一億総ツッコミ時代』(講談社文庫)発売中。

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