民進離党政局を主導 細野豪志衆院議員の次の一手 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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民進離党政局を主導 細野豪志衆院議員の次の一手

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澤田晃宏AERA
取材に応じる細野豪志氏。当選6回(静岡5区)。民主党幹事長、政調会長などを歴任(撮影/加藤夏子)

取材に応じる細野豪志氏。当選6回(静岡5区)。民主党幹事長、政調会長などを歴任(撮影/加藤夏子)

 民進党内から離党ドミノの声が聞こえてくる。小池新党への合流も噂される。いち早く新党結成を掲げて離党した細野豪志衆院議員(46)の動きが注目される。

*  *  *
「前原民進党の船出は、進水式でそのまま沈んでしまった船みたいだ」。民進党のベテラン秘書からそんな嘆きが出る。

 朝日新聞社の世論調査(9月9、10日)では、前原民進党に「期待する」は28%で、「期待しない」(58%)が大きく上回った。山尾志桜里元政調会長の不倫疑惑報道でつまずき、「離党政局」の動きが党の体力をさらに奪う。

 民進党を離党した細野豪志衆院議員は9月11日、小池百合子東京都知事と都内で会食。小池氏側近で政治グループ「日本ファーストの会」代表の若狭勝衆院議員とともに新党結成について意見交換をした。小池氏は「国政の改革に励んでほしいとエールを送った」と記者団に語った。細野氏が民主党時代に結成した党内グループ「自誓会」に所属する議員を中心に、「(9月下旬召集の)臨時国会前に離党したい」との声が出始めており、新党結成の動きは加速しそうだ。細野氏は民進党議員との合流について、4日、本誌の取材にこう話している。

「人間関係が突然なくなるわけではないが、自分から誘うことはない。支持基盤を失うリスクをとるかどうか、それぞれが判断することだから。私はもうルビコン川を渡り、戻ることはできない。この先はイバラの道。それでも渡ってくる人間がいれば、一緒に進む準備はある」

 離党後の記者会見では「まずは裸一貫、一人で立ち上がる」と語った細野氏だが、離党直後の8月11日には若狭氏と会談するなど早速動き出した。

「感覚が非常に近く、方向性は同じ。非常にまじめで、考え方も柔軟だ」

 細野氏がそう評価する若狭氏との新党結成については明言を避けたが、新党結成のタイミングは「臨時国会開会後から年内が目安」と話した。

 細野氏が相対する前原氏は大学の先輩で、初めて会った国会議員でもある。前原氏が初めて代表に就任した2005年、細野氏は秘書役とも言うべき役員室長に就任した。考え方も近い二人だが、共に民進党を立て直す考えはなかったのか。

「礼をつくしたいという思いはあったが、自分が目指すものが最後のよりどころになる」

 その理由として、安保法制に対案なく反対した民主党(当時)への不信と、考えの違う共産党との選挙協力を挙げた。前原民進党とは別の野党再編で旗を揚げる細野氏。民意を背負った追い風は、どちらに吹くのか。(編集部・澤田晃宏)

AERA 2017年9月25日号


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