イ・ジュンギ インタビュー いまだから言える「深く傷ついた」過去 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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イ・ジュンギ インタビュー いまだから言える「深く傷ついた」過去

桑畑優香AERA
主演ドラマ「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」は、韓国王宮を舞台に繰り広げられるラブコメディー。DVDとBlu-rayのSET1が3月2日に発売される (c)2016 Universal Studios, Barami bunda. Inc., and YG Entertainment Inc.

主演ドラマ「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」は、韓国王宮を舞台に繰り広げられるラブコメディー。DVDとBlu-rayのSET1が3月2日に発売される (c)2016 Universal Studios, Barami bunda. Inc., and YG Entertainment Inc.

 デビューから16年。浮き沈みの激しい韓国芸能界で、兵役を終え、いまもトップクラスの人気を誇る。彼が君臨し続ける理由とは。

 ヴァンパイアや幽霊が主人公だったり、タイムスリップが繰り返されたり。既存の正統派時代劇のイメージとは異なる大胆な着想とエンターテインメント要素で惹きつける韓国の歴史ドラマ。スター性と実力で、新たなジャンルを牽引してきたのが、「アクション時代劇王」ことイ・ジュンギだ。

●僕は天狗になっていた

 最新の主演ドラマ「麗〈レイ〉~花萌ゆる8人の皇子たち~」で挑んだのは、高麗初期に実在した皇子ワン・ソ。後に第4代高麗王となる光宗の青年期だ。光宗は国家の基盤を整えた名君と評される半面、容赦ない粛清を断行した「血の君主」としても知られている。

「光宗についてのさまざまな歴史資料を読みましたが、結果、どんな解釈からも自由に演じたいと思いました。ある歴史の評価に基づいて演じると、視聴者はその人物像を信じてしまいますよね。より重点を置いたのはワン・ソの心の痛みや変化です」

 劇中のワン・ソは幼い頃、母との確執によって負った顔の傷を仮面で隠し、心を固く閉ざした人物だ。対して、順風満帆にキャリアを築き、役柄とは真逆のキャラのように映るイ・ジュンギ。ワン・ソに自身の何を重ねたのだろうか。

「僕にも小さな心の傷が残っているような気がします。子どものころは両親が共働きだったので、一人で過ごす時間が長かった。そのためか、周囲となかなか親しくなれない性格でした」

 映画「王の男」(2005年)の女形の芸人役で「女よりもきれいな男」として大ブレークした。だが、スポットライトを浴び笑顔を振りまきながら、自身もワン・ソのように傷を隠す「仮面」をかぶっていた時期がある、と明かす。

「突然人気が出た時期には、身近にいた古くからの友だちが次々と離れていきました。当時の僕は天狗になっていて、自分中心に物事を考えていた。芸能生活はうまくいっていたので、気づく人はほとんどいなかったかもしれませんが、実は深く傷つき打ちのめされていました」


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