透明なのにヨーグルト味…「ヨーグリーナ」開発裏話 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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透明なのにヨーグルト味…「ヨーグリーナ」開発裏話

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サントリー食品インターナショナル 商品開発部本坊瑞穂さん(25)東京都生まれ。渋谷教育学園渋谷高校卒。お茶の水女子大学生活科学部食物栄養学科卒。入社直後は機能性飲料の開発を担当。今年1月に結婚(撮影/写真部・大嶋千尋)

サントリー食品インターナショナル 商品開発部
本坊瑞穂
さん(25)
東京都生まれ。渋谷教育学園渋谷高校卒。お茶の水女子大学生活科学部食物栄養学科卒。入社直後は機能性飲料の開発を担当。今年1月に結婚(撮影/写真部・大嶋千尋)

 様々な分野で活躍している理系の女性、「リケジョ」。あの斬新な飲料の開発にも、リケジョが関わっていた。

 サントリー食品インターナショナルの商品開発部に勤務する本坊瑞穂(25)は、「南アルプスの天然水&ヨーグリーナ」の開発チームの一人だ。

 清涼飲料水の分野では、短期サイクルで新商品の開発が行われる。ブランド戦略部とともに商品コンセプトやターゲットを設定。それに合う素材を探し、試作するのが仕事だ。「新しいおいしさ」のアイデアを提案し、それに合う素材が見つかると、商品化がより具体的になる。ヨーグリーナの誕生も、商品開発部発のアイデアとユニークな素材の組み合わせがきっかけ。ミネラルやアミノ酸を含む乳由来の透明素材「乳清」を活用しようと、本坊ら開発チームが提案した。

 ヨーグルト味の飲み物は、味が濃い、カロリーが高いなどのイメージを持たれがちだ。それをくつがえし、「透明なのにヨーグルトのコクがあり、後味はスッキリ」という驚きを与えることを狙った。本坊らのチームは、ヨーグルト味の実現に取り組んだ。何種類もの乳由来やフルーツ由来の香りを、量やバランスを変えつつブレンドする作業を100回以上。「この味!」と思っても、濁りが生じてしまったり、殺菌処理をすると味が変化したりした。

 仕事での探究心は、日常生活でも変わらない。外食する際は、どんな成分が含まれているか、無意識のうちにセンサーが作動する。このアイス、単なるチョコレート味じゃなく、ナッツフレーバーも入っているな…というように。

「異なる味を入れることで、主役の味が引き立つことがあるんです。これは違うかな…と思う味でも、試しに加えてみると結構合ったりする。毎日が発見の連続です」

AERA 2015年7月20日号より抜粋


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